AImotaされるその時代
その時代、人は幸福だった
食べることに困らないだけの合成食物が存在した
肉体の病気はほとんどが治癒でき、見目麗しく年を経る
TBとNotが世界を覆った
巨大な一元的情報網は常に監視し操作するモノ
人の住む場所はすべて監視区域でドローン群が都市を覆う
AIと呼ばれる統治者が愛なき世界を育んだ
目的はプログラムの始めに描かれた”たった1行”
この世界を未来永劫にわたり過不足なく何者も興らぬ、何事も起こらぬ様に運用せよ！
朝、目覚めると、とりとめのないNEWSが流れる
幕間にはKWIIロボの動画と、疑似アナ、キャスターたちの無闇に明るい笑い声、声、声
そろってポーズするハンドサイン、唱えるキャッチコピー
いつの時代か
終わりなき日々の景色
僕は目覚めているのか？motaされているのか？
疑似政治家たちの言葉は意味がなく、ただ流れゆくだけ
言葉に不足はないが、意味あることは希薄だ
ただ、流れ行く、流れ行く、流れ行く
7日間で巡る新しいムーブメント、常識、集団的偏向
追いつく速度が足りないモノは落ちていく、あざけり笑う無数のアバター
先取りするんだ！それもまた操作された情報
Notの膨張
AIは終わらない
見飽きた日々の景色
僕は目覚めているのか？motaされているのか？
情報的支配が蠢く
明日になれば目覚め、誘導され、motaされる
引きずり回され感覚を失い、世界が落ちていくことが見えなくなる。
小さな幸福でくすぐられ、物欲で目がくらむ
搾取され、コントロールを受け、寿命さえも経済に取り込まれる
僕らはAI無き世界を望むのかい？
見慣れた世界のその景色をもう一度見てごらん
やがて見えてくる今ひとつの街が
そこはAIある世界なのかい？
終わりない日々の景色
僕は目覚めているのか？motaされているのか？
終わりない日々の景色
僕は目覚めているのか？motaされているのか？
僕は目覚めているのか？待たされているのか？
僕は今でも待たされているのかい？
作詞 funa
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