この新聞舗(新聞屋、新聞販売店)は町のどこかに建っている。
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”あけぼの新聞舗”と銘打った看板を上げて建っている。
時代を感じさせる看板の汚れ
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軒下の青いビニールテントの色あせ
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ガラス戸の木製桟周辺の白っぽい砂ぼこりの汚れ
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丸木でつくった様な葦簀、屋根上で寝そべる肘枕の黒猫(世界情勢、株価、ビットコイン、貯金残高、老後資金、SNS、Go to ゴニョゴニョなんてどこ吹く風)、
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そして入り口前に置き忘れられた赤橙色のレインブーツとその側に立て掛けられた緑の傘、(レインブーツと、傘の石突から水が滴り落ち溜まっている)
*傘の先端、とがった部分を石突というのだそうです。
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などなど、イロイロと不可思議な新聞舗なのです。
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では、この新聞舗建設に関わった自称”並行世界のプラモデラー funa ”が、
制作秘話をお聞かせしましょう。
まず、妖しい部分を見ていきます。
①屋根上のぐーたら黒猫
近くのホームセンターのとある売り場で飼われていた物を、格安で買い取ってきました。ミニ盆栽の根っこや苔玉の上で寝るのが好きみたいです。
②電柱の灯り
これはちょっと見では気付きませんが、黄色に光るLEDを用いています。(キットには黄色ムギ球が同梱)陽が沈むと店舗内の吊り下げ電灯と共に”ぽわっ”と明かりが点るのです。*自動点灯ではないので建物後壁にスイッチあり!
*材料 3mmの黄色LED、白濁色の大きめのビーズ(電球部分)、適当な紙を傘の台紙にして電球側にアルミホイルを貼り込む(電球の傘)。店舗内の吊り下げ電灯も同様!
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子供時代(遙か遠い昔)に遊びすぎてあたりが暗くなり、急ぎ足で家まで帰ったことがあります。(半分泣きながら!)
家の明かりが夜道に見えた時の、懐かしい様なもの悲しくも切なくほっとした気持ちを思い出します。白濁色のビーズによりLED光が拡散して、とてもレトロに光るのです。
③葦簀に掛かる鈴
見たとおり”富士山お守鈴”です。富士山5合目の土産物店でいただきました。この縮尺だとまるで神社の賽銭箱の手前に吊るされた鈴みたいですね。鳴らすと魔を除け、神様と繋がることができるのでしょうか?謎です。
④入り口前の赤橙色のレインブーツと緑の傘
実はこの2点は”雨の妖精”の持ち物です。
*材料 紙粘土(レインブーツ)、適当な紙(傘布)、プラモデルで余ったランナー(中棒、手元)、竹串(石突)
雨の妖精が普段はいている大好きなレインブーツといつでも持ち歩く大事な傘なのです。(雨の妖精の持ち傘は当然日傘です。お日様からガードするのです!)雨の妖精は名前のとおり晴れよりも雨の日が好きです。そこで、晴れの日が続いた場合、新聞屋さんに来て新聞を見て週間天気予報を確認するのです。自分の出番チェックでしょうか?
そして、雨の妖精はいつも雨が滴っているのでレインブーツと傘のまわりの地面は濡れているのでしょう。
えっ、実際濡れている?
確かに水が溜まって地面が黒く濡れています。
ということは、そう!雨の妖精はそこに来ているのです。
妖精フィルターをセットして見えました。
ぼんやりと靄の様にレインブーツの上にただよっているのが雨の妖精なのでしょうか?、、、、
小さくて子供みたいです。
funaは、こんな新聞屋のあるファンタスティックな町がどこかにあって欲しいと、常々思っていました。
なお、この建物は2020年上半期に佐原より移転しており、現在は成田山新勝寺近郊に存在しています。(後輩にムリヤリあげたのです。笑い)
*番外編として
*材料 紙粘土
懐かしいですね!最近、野良犬もあまり見かけなくなりましたが、吠えられたり追っかけられたりした経験あります。また、吠えるイヌがいる家の前をダッシュで走り抜けました。
ということで、今回はドールハウスキット 昭和シリーズ /新聞屋をベースに、幻想の薬味を加えたストーリーもたたみ込み、一人空想し楽しみながらの製作ネタでした!
*製作に用いたキット ”Billyの手作りドールハウスキット 昭和シリーズ /新聞屋”
*自分なりに手を加えるとイロイロ楽しめます。
funa
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